2021/11/06 21:17
オパールは宝石としてとても有名ですね。
オパールの中に見る角度によって変化しながら虹のように見える輝きを「遊色効果」と言います。
遊色効果が見られるオパールを「プレシャスオパール」と言います。
遊色効果が見られないオパールを「コモンオパール」と言います。
ピンクオパールは、このコモンオパールに属します。
オパールはローマ時代では「opalus(オパルス)」と呼ばれていました。
オパルスの語源はギリシャ語で「色の変化を見る」という意味の「opalios(オパリオス)」が由来しています。
この「オパルス」と「オパリオス」にも語源があり、古代インドのサンスクリット語で、【貴重な石】を意味する「upala(ウパラ)」に由来しています。
また、別の説では、ギリシャ語で目を意味する「opthimus」が由来とする。など数説があります。
古代から人気のある石だったことがうかがえますね。
ピンクオパールの日本名は『蛋白石(たんぱくせき)』です。ゆで卵の白身の質感に似ていた事から名づけられましたそうですよ。
★ちょこっと知識★
古代ローマの元老院議官であったノニウス。彼はとても大きなオパールを所有していました。
この美しいオパールに目を付けたのは、ローマ将軍のアントニウス(後にクレオパトラと結婚した人物)。
クレオパトラにプレゼントする為、譲ってもらうようにノニウスに何度も頼みますが、彼は断り続けました。
怒ったアントニウスは、「譲らないなら街から追放する!」とノニウスに迫りましたが、ノニウスは、オパールを持ってそのまま街から出て行きました。
博物学者であるプリニウスの著書の中に記述されているようです。
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